キジトラ猫の物語   ~姉妹ニャンコの、佐世保弁、ときどき、博多弁~

姉妹ネコの病気克服、産まれて~今日までのこと。ときどきメイプルの旅だより

大食いのテレビ番組。

こんばんは。

メイプルです。

 

 

お題、何だろう?って感じでしょ?

今回は、ちょっとどうなんだろうって思っている事、それをシリアスに書きたいと思います。

あ、大食い番組好きな人はすみません!ぜんぜんいいんですよ。

メイプルの独り言と思って無視してくださいね。

 

お題の「大食いテレビ番組」について。

 

率直に・・・。

なんでテレビで大食いをしないといけないの?

なのです。

なんのメリットがあるのでしょう?

 

例えば、どこそこの地方でそこの産地の食べ物を用いての大食い選手権。

百歩譲って、その地域のPRになるのであれば、少なくともメリットがあるはず。

または、伝統、歴史・・・。

 

でも、全国放送での大食い番組。

産地でもなければ、PRでもない。伝統?歴史?全く関係なし。

 

 

以前からメイプルは、このような大食い番組が好きではなかったんですが、あるきっかけで、もっと嫌いになりました。

 

メイプルが住んでいる福岡県は、「子供の貧困」のワースト4位なんです。

福岡県の約5人に1人が貧困家庭となっているそうです。

 

5人に1人なんです!!

 

ちょっと想像してみてください。

小学校の1クラスに30人いるとしますよね。

その中で、6人の子供たちが毎日の食事に困っているという事になるんです。

 

ニュースなどで、たびたび取り沙汰されるこの内容ですが、もっと身近な人達からいろんな事を聞きました。

 

仕事場の同僚からのお話。

 

福岡のこどもの貧困が年々増加している中、同僚の子供さんが通っている小学校でも起きているといいます。

同僚曰く、給食で何とか空腹をつなぎ留めている子供たちがいること。

その子供たちは、夏休みを特に恐れているという事。

なぜならば、唯一の食事ができる"給食"が、1か月以上無いからだと言うのです。

そして、その貧困層の子供たちの夏休み明け9月の始業式の姿は、ガリガリにやせ細っているというのです。

 

シングルマザーで、小さい子供と小学生を育てながら必死に働いていても、貧困から抜け出せない母子もいます。

 

だれが悪いわけではないのです。

 

が・・・、

その子達がその大食いの番組見てどう思いますか?

 

お腹を空かせて空かせて空かせて、なんでこの人たちはテレビでたくさん食べているのだろう、なんで、僕たち(私たち)は食べたいのに、食べられないのだろう・・・。

 

胸が張り裂けそうになります。

 

1年ほど前のNHKの番組で、そういった貧困層の子供達にご飯を作って食べさせている「こども食堂」をしている80代のおばあさんのお話がありました。

いろんな事情でご飯を食べられない子供たちに、毎日毎日ご飯を作って食べさせてあげる、そういうドキュメンタリーの番組でした。

 

その番組の中で、メイプルが感動した言葉がこれです。

「お腹が減っているから悪事をする。

お腹が満たしていれば、悪事を考えることはない。」

 

 メイプルも頭ごなしに"嫌い!”と言いたいわけではありません。

かっこいいことを言うつもりもありません。

ただ、テレビ番組を企画されているプロデュサーの方々へ、少しでも、この気持ちが届けばいいな、と思って今回ブログにしてみました。

 

最後に、大食い番組で、こんなメリットがあるよって方、是非是非教えてください!