虹の橋を渡った子
こんばんは、メイプルです。
ご無沙汰しております。
約1年ぶりにブログを更新しています。
更新した切っ掛けは、キンクマハムスターのぼんちゃんとの「お別れ」です。
知らせてくださったのムのムさん本当にありがとうございました。
のムのム (id:tukkoman)
『僕、ココにいるよ』
僕は猫なんだ。
僕はこの前、ママの元から離れちゃったんだ。
人間界でいうと、お星さまになったってことらしいんだ。
今まで、僕はとっても楽しかったよ。
僕が小さい頃に本当のママとはぐれて、気が付いたら人間のママの所にいたんだ。
人間のママはとっても優しくて。
人間のママはとってもいい匂いがするんだ。
僕が網戸に駆け上ると、優しい声で叱ってくれる。
僕が風邪を引いたら、一晩中優しく背中をポンポンしてくれるんだ。
そんなママが大好きなんだ。
でもね。
僕が18歳の時にとうとうその時がやってきたんだ。
ちょっと前から身体を動かすのがとっても辛くて。
人間界で言うと、ぼくは「おじいちゃん」なんだって。
そして僕は、虹の橋を渡って、お星さまになったんだ。
でも、不思議なんだ。
僕の体はふわふわ飛んでて。
僕の為に泣いているママが見えるんだ。
ママ、僕はココにいるんだよ。
でも、いくら叫んでも、鳴いても僕の声はママには届かない。
しかたがないよ。
だって、僕はお星さまになったんだから。
でもね、ママ。
僕の声の代わりに、僕のそのままを感じてほしいんだ。
ママがベッドで寝てる時、足に触れたり、僕の事を感じない?
それって、僕なんだよ。
だって、いつだってママの足の側で寝ていたいのさ。
ベランダで、まだ僕の為にとってある猫草の葉っぱが揺れている時があるでしょ?
それは、僕が葉っぱをハムハムしているからなんだよ。
ママがキッチンで料理を作っている時、僕を感じない?
それは僕が、ママのお仕事が早く終わって、僕の事なでなでしてくれるのを待っているんだよ。
ママが歩いている時、足元で風がすり抜けるよね?
それは僕が、ママの足元にすりよってるからなんだよ。
いつだってそうんなんだ。
僕はママの事が大好きだったんだ。
ずっとずっと僕はママの側にいるよ。