続・今、父を語りたいのです。
こんにちは。
メイプルです。
前回からの続きで、しかもジメーーっとしていて本当に申し訳ございません!
これが済んだら、いつもの元気全開のメイプルに戻りますので、もうちょっとだけお付き合いくださいませ。
病院で先生から「脳死」と聞いた私達3人に言葉などありませんでした。
もう、消えゆく命の父の姿をただただボーっと見つめることしかできませんでした。
なぜだか、このシーンは不思議と覚えているんですよね。
それからは、同居している父方の祖母や、母方の祖母、親戚などがボチボチと集まり、父の最後を見届けることになりました。
享年43歳。
性格は真面目で厳格でちょっと頑固で、ジャイアンツをとてつもなく愛していて、そして私達家族を愛してくれた、良き父親でした。
皆さんは「虫の知らせ」って信じますか?
※虫の知らせとは、よくないことが起こりそうであると感じること、とあります。
私は父が亡くなる前に「虫の知らせ」らしき事を経験しました。
3体験ほどあるんですが、1番それらしい体験を書きますね。
父が倒れる前日に「珍しいな~」みたいな事がありました。
年頃の娘の部屋には普段は絶対入ってこなかった父なのですが、試験勉強をしていた私に「ご飯ができたよ」と伝えにきたんです。
普通だったら、1Fから「おーーいご飯できたよー」って叫ぶだけだったんですが、倒れる前日はちょっとだけ違いました。
わざわざ2Fの私の部屋に来て、「ご飯できたよ~。。。」って言いながら、部屋をゆっくりゆっくり1周し、部屋の様子を確認しながら「へ~結構綺麗に片づけてるんやね~、こんななってたんやね~」って、ちょっとだけ笑みを浮かべて独り言のように呟いて降りていきました。
祖母との同居の為に2年ほど前に引っ越してきた家。
おそらく父も、年頃の娘の部屋と思い、気を使っていたんでしょうね。
そんな2年間に全く入ってこなかった父が、初めて入ってきたので、私は少々驚いていました。
だから、後々考えたらあの時のあれが"虫の知らせだったのか"な、と思うようになったんです。
あの世に行く前にちゃんと娘の様子を見ておこう、とか思ったのかな~とか。
話しをもとに戻しますが、もう一つこの時に学んだのは、友達の大切さでした。
父の葬儀の時に、同じクラスの友人全員が葬儀に出席してくれて、今思い出しても泣けてきますが、皆の前で号泣した事は忘れられません。
あの頃の友人達の支えがなかったら、ちょっと今のメイプルはなかったかもしれませんね。
今でもその頃の友人達とは親友で、時間があればLINEしたりして今でもずっと親友でいてくれています。
本当に感謝です。
それと、もう一つ伝えたいことがあります。
大人になって生活している中、こんなシチュエーションがあります。
例えば知人から「そういえばお父さんは佐世保?」など聞かれるときがありますよね。
「お父さんは何していらっしゃるの?」とか。
もちろん、そんな話の内容は他愛もなく普通の会話なのですが、だんだんと"父が亡くなっていること"を伝え慣れしてきます。
「あー・・・父は随分前に亡くなったんですよね~」とか。
聞く側の方ももちろん悪くはありません。
「あ、ごめんなさいね」など、逆に謝られたりもします。
ただ、そんな良い方ばかりじゃないんですよね。
中にはこんな方もいらっしゃいました。
A氏 「お父さんは何をされてるの?」
メイプル 「あ、はい。。。随分前に病気で亡くなりました」
A氏 「へ~でも、保険金とか入ってくるから大丈夫だったんじゃ?」
メイプル 「・・・」
こんな内容です。
ウチは、父がずっと高血圧ともう一つ保険に加入できない何かが加入条件に引っ掛かっていて、結局保険に入ることもできず、保険金と言うものはもらえなかったんです。
私はこういうアホな質問を数回経験しています。
もう、説明する価値もないので、「あーはいはい」で終了するパターンもありました。
だから、知人や友人の配偶者、親が亡くなった=保険金が入ってくるから安心。
という固定観念は捨てていただきたいんです。
世の中には、さまざまな人たちが暮らしているんです。
いろんな状況の下、いろんな気持ちを持って人は生活しているんです。
貧しいけど心がとても裕福だったり、その逆で裕福でも心が貧しかったり。
だから、何が勝ち組なのか、誰が負け組みなのかとか、くだらない線引きは私は嫌いなんです。
すみません、脱線してしまいましたが・・・。
なので、メイプル家はその日から母子家庭となり、母が朝晩働くことを余儀なくされることになります。
まだ70歳にもなっていなかったら祖母は、息子がなくなったことでの落胆から元気がなくなり、なので祖母のご飯、家事を全て私が引き受けることになったんです。
まあ、不思議とあの頃の事を考えたら、家事や料理はそこまで苦ではなかったんですよね。母を助けなきゃ!という気持ちが先だったのかな。。。
兄も気持ちを入れ替えたようで、父が居なくなった後の女ばかりの家に男が居なきゃ、とでも思ったんでしょうか。1人暮らしを辞めて引っ越してきました。
今日はここまでにしておきますね。
ごめんなさい、ちょっと暗いお話だったとおもいますがあと1回だけ続きます。
次回は、ちょっと不思議体験を書きますね。
そこで「あーー、父が見守ってくれてるんだー」と思わせる、決定的な体験談なので、ぜひ時間がある時にでも、遊びに来てくださいね。
今日の秋ちゃんと風ちゃん(*^_^*)
風ちゃんのお股前回(笑)
ネコって体がやわらかいよな~うらやましぃ(^_^;)
秋ちゃん、せっかく遊んでるのになんだか不服そう(笑)
でもそんな顔もまたかわゆい(*^_^*)
もう!風ちゃん~なんでもペロペロしたらだめなんだからね~!!
風ちゃんは、顔でも手でもなんでもすぐペロペロしちゃう、犬みたいなネコ(笑)
でも、あんまり舐めすぎると、「グエーー!」って吐いちゃいます(^_^;)
秋ちゃん、違うおもちゃでご機嫌(^^♪
「ウニャン♪」って聞こえてきそう(*^_^*)
生招き猫にも見えるけど・・・ご利益あるかな(笑)